女性ホルモンをアロマテラピーで分泌させる治療法で落ち着く

女性ホルモン補充療法とはどんな治療法？

更年期障害や更年期症状を押さえるための治療として、女性ホルモン補充療法という方法があります。

更年期といわれる年代になってくると、エストロゲンという女性ホルモンが分泌されにくくなります。このエストロゲンを内服薬や注射などで補うようにする治療法となっています。

なお、この女性ホルモン補充療法は医療機関に行かなくては施術をしてもらうことはできません。

女性ホルモンというのは、30代後半くらいからだんだん分泌されにくくなります。そして、女性ホルモンが少なくなることによって更年期障害が起きてしまうのですが、その女性ホルモンを補充することによって、更年期障害の症状を抑制させるというものです。更年期障害として、のぼせや発汗、ほてりなどといった症状があるのですが、女性ホルモン補充療法をしたことによって、症状が緩和したという実例はいくつもあります。そのため、アメリカやヨーロッパでは30年以上前から治療が行われています。

しかし、エストロゲンを補充しすぎてしまうと、ガンになりやすくなるという報告もあります。さらに、ホルモン産生腫瘍や血栓などができてしまう危険性もあるということで、この女性ホルモン補充療法に対していいイメージを持っていないという人もいます。

なお体質や症状を見ながら、女性ホルモン補充療法の内容も異なります。例えば、子宮はまだある場合はエストロゲンの摂取によって子宮がんのリスクがアップしないように、黄体ホルモンが配合されている薬も服用したりするということが多いです。

また、女性ホルモン補充療法を始めたばかりの頃というのは、乳房が張るようになったり、胃がむかむかする、不正出血をするなどといった副作用が現れるということもあります。女性ホルモン補充療法を続けていくと、前述のような症状がだんだん出なくなるということがほとんどですし、それでも症状が現れる場合は、投与される薬が変更されるという場合もあります。

アロマテラピーで女性ホルモンを分泌させる

女性として喜びを感じるときに女性ホルモンが活発に分泌されるようになるとされています。また、好みの香りを嗅いだりすると、女性ホルモンも分泌されやすくなるといわれています。

匂いというのは、鼻で感じ取ったら、そこから視床下部や大脳に働きかけて、女性ホルモンの分泌量が増えやすくなります。その匂いの中で、どのようなものがいいのかというと、女性として好きな香りで、なおかつリラックス作用があるようなものを嗅ぐようにした方がいいでしょう。

例えば香水やハーブ、好きで落ち着く香りなどを普段から嗅ぐようにするといいでしょう。そして、アロマ精油であるゼラニウムやローズ、ネロリなどのようにゲラニオールという物質が含まれている香りを嗅ぐようにすると、女性ホルモンが分泌されやすくなり、ホルモンバランスを整えやすくすることができます。

特に、ローズというアロマ精油というのは、トリートメント作用があるとして、古くから活用されていました。トリートメント以外にも、ホルモンバランスを整えたり、生理痛の改善、肌のトラブルの改善、ストレス解消などのような作用も期待できるのです。

普段からバラの香りを嗅ぐようにしたり、ローズクッキーなどにして口にしたりするといいでしょう。ハーブティーとして口にすることによって直接体内に取り込むこともできますし、精油として肌に塗るようにしてもいいでしょう。肌に塗ることによって、ニキビ対策をしていくだけではなく、肌の状態をきめ細かくしたりすることも期待できるでしょう。そして、ホルモンバランスも整えられるようになり、健康も回復しやすくすることが出来たりします。。

しかし、反対にローズの香りは好きになれないという人もいるでしょう。好きになれないのに香りを嗅いでもストレスを感じるようになってしまいやすいですから、その場合は、自分が嗅いでいて落ち着く香りを嗅ぐようにするといいでしょう。