ストレスなど内側から起こるニキビ

心理的ストレッサーを取り除く

毛穴が皮脂によって塞がってしまい、毛穴内で皮脂や角質、アクネ菌が溜まってしまうことでニキビができてしまいます。アクネ菌というのは、皮脂を好んで食べるため、増殖をすることで炎症が発生して、ニキビの症状が現れます。

逆を言えば、毛穴を皮脂などで塞がないようにすることができれば、ニキビは発生しないということになります。

ですが、脂性肌になってしまうと、角質や皮脂が分泌されやすくなってしまいます。ですから、脂性肌の改善をしていくことから始めるようにしなくてはなりません。

その脂性肌の原因というのは、ストレスが原因だということが多いのです。このストレスというのは、心理的ストレッサーによって生じてしまいます。

人間には自律神経といわれる神経があります。自律神経として、交感神経と副交感神経があります。心理的ストレスや緊張状態が続いてしまうと交感神経のほうが強くなり、反対にリラックスした状態になると副交感神経のほうが強くなります。

交感神経のほうが強く作用してしま手いると、男性ホルモンであるテストステロンやホルモンの一種であるアドレナリン、アンドロゲンが過剰分泌されるようになってしまいます。

アドレナリンとアンドロゲンというのは、皮脂を分泌しやすくするホルモンとなっています。さらに、テストステロンという男性ホルモンは、5αリダクターゼといわれる酵素を発生させて、皮脂の分泌を促してしまいます。これによって、脂性肌の肌質に変化させてしまうのです。

ストレスを生じさせる原因全てをストレッサーと言いますが、このストレッサーにもいくつかの種類に分類されます。炎症や感染症による生物的ストレッサーや緊張や怒り、不安などによって引き起こされる心理的ストレッサー、活性酸素や薬に配合されている成分によって生じる科学的ストレッサーなどがあります。

この心因性ストレッサーによって、体がストレスを感じるようになると、生体バランスが乱れてしまい、アロスタティク負荷が肌に現れるようになり、大人ニキビといわれるニキビができてしまうのです。

物理的ストレッサーの内容について

物理ストレッサーとしてどのような内容のものがあるのでしょうか？まず温度変化に関して言うならば、エアコンやクーラーだけではなく、寒暖の差が激しくて気温が良く変わってしまうような場合でも自律神経が乱れやすくなってしまいます。ですから、季節の変わり目というのは、物理的ストレッサーとして反応しやすくなります。

温度変化だけではなく、騒音や混雑している場所にいることも物理的にストレスを感じるようになります。ですから、このような場合も物理的ストレッサーの内容に分類されることになります。

基本的に物理的にストレスを感じさせる要素というのは、全て物理的ストレッサーになると考えていいでしょう。この物理的ストレッサーを和らげるようにするのであれば、クーラーが効いている室内にいるときには、何か着る物を用意したりするといいでしょう。そうすれば、寒暖の差が生じにくくなり物理的ストレッサーになりにくくなります。

また人が甥場所や騒音などは、少しでも不快感を感じないように意識をしていくことが大切です。

物理的ストレッサーをよく受けるのであれば、普段からリラックスできる時間を確保するようにして、少しでも副交感神経を刺激させるようにすることが大切です。そのためにも、入浴をしたり、十分に寝たりすることが大切になるでしょう。

物理的ストレスを感じないようにしていく

物理的ストレスを少しでも感じないように対策をしていくことも、大人ニキビの対策として必要なことです。この物理的ストレスはどのような時に感じるのかというと、混雑している電車の中や騒音、温度の落差などが挙げられます。これらは物理的ストレッサーを感じる要因になってしまっています。

人間というのは、元々温度を調節するための働きを持っています。

気温が上昇しやすい季節というのは、副交感神経が強く作用するようになり、血行を良くするために血管を広げていったり、汗を出すように促進させます。これによって、体温が上昇しないようにしているのです。

反対に冬になると、血管を補足して熱が放出されないようにしていっています。

最近は便利な世の中になっており、クーラーやエアコンなどを使っている家庭や企業が増えてきています。

寒暖の差が生じてしまっていると、体温を調節する働きも乱れるようになってしまい、自律神経も乱れやすくなってしまいます。これが物理的ストレスを感じるようになり、結果として自律神経失調症になってしまうということもあるのです。

自律神経が乱れてしまうと、ニキビができやすくなってしまいます。緊張時や物理的ストレスを感じるようになると交感神経が働きやすくなってしまいます。この交感神経が働きやすくなってしまうと、男性ホルモンやアドレナリンなどが分泌されるようになり、皮脂が分泌されやすくなってしまいます。そして、肌質も脂性肌に変化をするようになり、ニキビができやすくなってしまいます。